<設立趣旨>
子どもと文化のNPO Art.31は、信州は諏訪地方、八ヶ岳の麓、標高1,180m、縄文の故郷、原村の森の中から産声を上げました。日本も1994年に批准した国連「子どもの権利条約」は、その第31条で、
● 健康と安心の中で、ゆったりと穏やかに自分と向き合い(休息、余暇)、
● 仲間や自然の中で、頭と体を縦横に使い、のびのび、楽しく活動し(遊び、レクリエーション)、
● 家族や地域の中で、文化や芸術と出会い、人間を知り人間を学ぶこと(文化的生活・芸術への参加)、
が、子どもたちが今を生き、明日に向かって育つために、不可欠の権利であると謳っています。
私たちは、いま子どもたちが置かれている厳しい状況と真剣に向き合い、今こそ、この第31条の理念を真ん中において、
● これまでの活動の蓄積を、分野を超えて交流し、研究を深め、広く社会に知らせていくこと
● 行政をはじめとして、教育、文化、医療、福祉、等など、あらゆる領域で子どもと関わる人々との、対話、
意見交換を積極的にすすめること
● そのために必要なさまざまな素材や作品、場所や環境を作り出していくこと
が、必要だと考えました。
私たちは、子どもたちが、豊かな文化の中で日々を健やかに楽しく元気に過ごし、かしこく、しなやかに、たくましく育っていくことを支えるために、子どもの権利条約第31条の理念が幅広い人々に共通の言葉として広がっていくことを自らの使命として課し、この法人を立ち上げました。(設立趣旨書、2016年)
特定非営利活動法人 子どもと文化のNPO Art.31